2020年3月

ブログで卒業式

児童、生徒、学生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

また、かつて卒業を経験した30代以上の皆さまにも、

伝えさせてください。

おめでとうございます。

学校を卒業する皆さんは、

窓からでもいいので、

今日、空を2分か3分、眺めてみてください。

その空の色や、雲の流れの速さは、

一生忘れることはありません。

その風景は、

住んでいる地域により異なるとはいえ、

全員がもらえる卒業証書です。

卒業式、というものを考えるとき、

私はいつも苦しい思いになります。

体育館に居る、あるいは教室に居る、

全員に言うべき言葉、伝えるべき言葉、響く言葉は何だろう、

ということです。

学校での6年間、3年間、4年間は、充実していたという方もいれば、

卒業まではたどり着いたけど、苦しかった、

というように、

個人の思いは、人それぞれに異なると思います。

何年か経ったら、嫌なことも全部良い思い出になる、

と、私たちは言ってしまいがちですが、

それでも、今この瞬間の12歳や15歳、18歳の、

それぞれの道に進む子どもたちに、

伝えなきゃいけない言葉があるはずです。

そして、それは、みんなに響く言葉でなければいけません。

学校時代は報われなかったけど、

そんなあなたを、私は誰よりも応援している、

私だったら、そんな伝え方をするかもしれません。

全員が幸せにならなければならない、

そんなことを考えるとき、

青春時代を謳歌した人間は、

それが人生のピークかもよ、

と、たしなめる言葉があってもいいのかもしれません。


冒頭で30代以上の方にもひと言付け加えたのは、

メッセージを限定したくない、という思いがあったからです。

こう長々と書いてきた私ですが、実は私自身、

卒業式で先生が話していた言葉を、

ひとつも覚えていません。

皆さんは、思い出せますか?

それより何より、思い出すのは、

同じ時間を共有した友人の顔や、

普段は明るくムードメーカだった子が、

誰よりも泣いていたことです。

 

大人になると、年を取ると、どんどん忘れていきます。

勉強だって忘れます。

それでも、

昼休み前の授業の、

最後の5分になるとそわそわし出すクラスメートや、

授業で先生に質問されて、

全員が答えられなかった気まずい雰囲気は、

一生忘れないと、私は思います。

一生忘れないような経験を、どれだけ積み重ねることができたか、

そんなことが、大切な気がするのです。

たったひとつでもいいんですよ。

ひとつでもあれば、その数年や、様々な瞬間を、

肯定できると思うのです。


体験学習や、生きる力、というのは大喜利のお題だと、

私は捉えています。

ただし、答えはフリップに書くのではありません。

行動して答えを出すのです。

これは良かった、これはいまいち受けなかった、

今度は視点を変えて答えてやってみようと、

動きで解答を出すのです。

大喜利、好きな人が多いですよね。

大喜利の最大の魅力は、何回でもやり直しがきくことです。

解答権が1度だけだと、構えてしまいますから。

大喜利に欠かせないのは、

良い司会者、気の利いたお題、

そして、個性の違う数人の参加者です。

テレビで観る大喜利、SNSでやる大喜利は、

フリップに書く大喜利です。

学校でやる大喜利は、テレビやSNSとは、

明らかに質の違うものです。

学校の閉鎖性や、

「ユーチューバ―は、大喜利の解答、行動で出してるよ」

と、突っ込みが入りそうですが、

そういうことも、考えなきゃいけない時代なのかもしれません。

話が長くなりましたが、落ち込んだときは、

笑点や、IPPONグランプリを観て、

笑ってください。

そして、2020年の3月に、そういえばあんなブログ読んだなと、

少しでも気に留めてくれたら、嬉しいです。

内容は忘れても、オッケーです。

 

学校で大喜利をする自分なら着物の色を金色にする(ハレヤワタル)

 

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